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カサゴの飼い方(硝酸塩編)

2024年02月17日 10:08
カテゴリ: 飼育方法のまとめ







海で釣ったカサゴを飼育したい(飼いたい)って方に出来るだけ簡単で安く飼育出来るように実験してる「カサゴの飼い方」シリーズ


カサゴの飼い方で濾過について考察しています。

怒らないで(⁠ ⁠;⁠∀⁠;⁠)

この記事は魚を飼育してる人達からも、飼育方法を研究してるプロからも絶対違うって言われそうな話です。あくまで自分の主観であって批難はしないで優しく聞いて欲しいっす。

硝酸塩は気にしない


気にしないと言うと語弊がありそうですが、硝酸塩のイメージと言うか解釈が僕は違います。



まずは硝酸塩について話をしないといけませんね。





硝酸塩とは?

好気性バクテリアが分解し以下の過程を踏み発生します。


<注足>
好気性バクテリア⇒酸素があるところで繁殖
嫌気性バクテリア⇒無酸素で繁殖



魚がフンをします

  ⬇(プランクトンが食べる)

アンモニア(NH3)

  ⬇(好気性細菌により分解)

亜硝酸塩(NO2)

  ⬇(好気性細菌により分解)

硝酸塩(NO3)

  ⬇(嫌気性細菌により分解)

窒素(N)

  ⬇(エアレーション)

空気中に放出


自然界では硝酸塩を植物が吸収したり、嫌気性細菌により分解され窒素固定・無害化されるそうです。


この濾過の過程に、

光合成、化学濾過といった化学反応が入ってきて二酸化炭素、硫黄、酸素、水素との結合・分離が混じってくる。

硝酸塩の分解に関しては、光合成と嫌気性で発生する物質も違うのですが、中学生の理科の問題で出てくるレベルです。


ただ、、、



ややこしいですよね?はしょりましょう(⁠•⁠‿⁠•⁠)


ここで本題です

カサゴの飼育、飼い方で硝酸塩を気にしない。


実際には硝酸塩濃度が高いと問題なはずですが、釣り堀でカサゴを大量に入れていて、


硝酸塩は高いままなんです。

釣れるし、エサも食べます。

動画を見て下さい

硝酸塩は高いまま

アンモニア、亜硝酸塩は検査薬で反応してませんがずっと硝酸塩は高いまま、食い気の衰えを見せません。


水替えは一ヶ月に200リットルくらい。
水量で2200リットルなので10分の1は入れ替わってます。
魚の量は平均7〜800匹くらいですかね


エサの投下量は釣り堀なので調整出来ず、毎日オキアミ、イソメ、その他を無造作に投入されています。




最初の頃は魚が死滅したり、エサを食べなくなったりして、硝酸塩を気にしていたんです。

考え方が変わった

硝酸塩とかNO3とか言うから検査薬に頼ってしまし、改善策が分からなくなる。


検査はします。でも硝酸塩濃度は気にしません。変わらず危険値超えてますんで。

気にしてるのはアンモニア、亜硝酸、PHだけ


考え方を単純にして、より細かいものを除去すれば良いのでは?

カサゴの飼い方

要は、、


魚のフン

プランクトンのフン

バクテリアのフン

だんだん小さくなっていく。
小さくなって目に見えないから、

人間から見ると水がキレイだけど、
魚にとってはホコリっぽくて居心地悪い。



バクテリアが分解して、濾過底にデトリタスって溜まります。さらに濾過が上手くいってるとデトリタスも溜まらないって方もいますが、


基本的に底に貯まる。


これがさらに分解されたり、細かくのが舞い上がって、魚にとってホコリっぽい環境になる。


物理濾過、生物濾過で出来たホコリが更に細かくなって環境的に息苦しい。

水はこの時点で見た目キレイなんです。
透明で輝いて生きた水になってる気がするんですが、実は見えないホコリが増えていってる。

コレを除去するのに水替えを勧められる。


大規模な養殖や水槽では、サンドフィルターの濾過装置を使うことで除去されるんでしょうね。

当店のやり方はお伝え出来ませんが、考え方を変えると上手くいきましたので工夫して除去を考えてみて下さい。

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