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カサゴの飼い方(人工海水編)

2024年02月21日 08:02
カテゴリ: 飼育方法のまとめ




海で釣ったカサゴを飼育したい(飼いたい)って方に出来るだけ簡単で安く飼育出来るように実験してる「カサゴの飼い方」シリーズ


塩分濃度や水温など、カサゴの飼い方で気になることを書いてます。




何も知らんかった

カサゴの飼い方を調べると、飼ってみたって人がけっこう多い。

子供の頃に金魚飼ってたくらいで何も分からないとこから始めて、最初は魚の飼育方法なんて深く考えてなかったんです。

エアレーションして塩水にしとけば良いかとスーパーで塩買って入れてたレベルでした。

今は当然ですが勉強しまして、水量的にも海に海水取りに行ける場所ではないので、マリンソルト使ってるんですが、

市販の食塩はダメ

食塩でも天然塩だと良いかと思って使ったことあるんですよ。

だって海で取った海水を天日干しして作ってるんだから大丈夫って思うじゃないですか(⁠ ⁠;⁠∀⁠;⁠)


マリンソルト買うより安くなるし、コレ良いんじゃね?って。

ダメなんですね(⁠。⁠ノ⁠ω⁠\⁠。⁠)

すぐにはダメにならないんですが、2〜3日で弱ってしまいます。

マリンソルトって海水魚の飼育用に売られてる塩は何かが違うみたいです。

何かは分かりませんが、違うんです。



とにかく市販の食塩ではカサゴを飼えないことは確かです┗⁠(⁠•⁠ˇ⁠_⁠ˇ⁠•⁠)⁠―⁠

人工海水は難しい

海で汲んできた海水だと簡単なんですけど、マリンソルトですと難しくないですか?


SNSとかでカサゴを飼育してるって人で上手くいってるのって、海から水汲んできて水替えを頻繁にしてたり、

マリンソルト使ってカサゴを飼育してる人だと実際に飼育出来てるって記事が続いてない。その後はどーなの?上手くいってるの?って(⁠ ⁠;⁠∀⁠;⁠)


実際に書いてある通りにしてみても上手くいかなくて

何がアカンのか教えてくれ〜ってなってました。


釣り堀では上手くいってるんです。

設備も充実させてるので当然かもしれませんがΣ(´∀`;)



カサゴの飼い方シリーズでは、
なるべく少ない設備で安く簡単にカサゴを飼ってみようって趣旨で実験してます。


最低限これだけやれば大丈夫だよ〜
カサゴ飼えるよ〜ってカサゴの飼育方法を実践して続けていきたいと考えてます。

人工海水で飼育


当店ですと水量があるため、マリンソルトの費用ってけっこうかかるんです。

海水取りに行くより安くはなるんですが、店の中で一番高価なものが海水ですね。


子供がジュースやお菓子なんて放り込んだ日にはマジで泣きます(⁠╥⁠﹏⁠╥⁠)


カサゴを家で飼いたいって声も多く、なるべく簡易な設備で飼育方法を水槽でも実験してるのですが、


やはり海水取りに行けない人の参考にならないってことで人工海水でカサゴを飼いたい。


人工海水を使用するにあたって重要なのが、塩分濃度です。


塩分濃度をどのくらいにしたら良いんだろう?ってことで、、、






比重

比重とは塩分濃度の目安の一つなのですが、
一般的に海水魚の飼育では1.025くらいにすると言われています。

実際に比重計を買ってみると、1.020〜1.025くらいのとこに印がついているものが多いです。

ただ比重は水温によって変わるので注意が必要です。塩分濃度が一緒でも、温度が下がると比重は高くなり、温度が上がると比重は低くなります。

塩分濃度はカサゴを飼うのに重要でして、食欲が無くなるだけでなく体力を低下させ病気の原因になったりします。

水温20度で1.018

飼育するカサゴの住んでた場所の塩分濃度に合わせるのが、1番良いかと思います。

水深が変われば当然塩分濃度も変わりますが、カサゴは比較的浅いとこで釣れるので、海水面で汲んできた水でも、そんなに塩分濃度は変わらないはずなので、


カサゴを持って帰ってきた際の海水を測ってみれば住んでいた場所の塩分濃度が分かります。


僕は現時点では1.018を基準に塩分濃度を調整しています。一般的な塩分濃度より少し薄いですが、何度も測って行き着いた結果です。

比重計

屈折計

画像クリック⇒商品ページへ

比重計も屈折計も塩分濃度を図る目的では一緒なんですが、図り方が違います。


比重計が浮力で塩分濃度を測るのに対し、屈折計は光の屈折で濃度を測ります。

温度で変化がない点では屈折計の方が正確なのかもしれませんが、


両方使ってましたが、僕は比重計を愛用しています。




水温によって比重が変わるのは海でも一緒なのでは?って考え方ですかね。一時比重が上下してても慌てて対応するとカサゴにストレスを与えます。

何日間か測ってから少しずつ調整します。



塩分濃度は地域差もあるので、カサゴの出身地に合わせてあげて下さい。

水温

カサゴの飼い方では水温も重要なのかなって

低温に対してカサゴは強いようです。
寒い季節によく釣れるのもそのせいなのかもしれません。

ただ水温が高いのは弱い。


21℃超えてくると元気がなくなる気がします。
25℃に近くなったら危険信号です。


僕の見解としては18℃くらいが活性高くなるかな

コレ(水温)も地域差はあると思いますので確定ではありませんが(・_・;)


人間でも北海道出身と沖縄出身では気温耐性違いますもんね。



近年、外気温が40℃超えなんて時期がありますが、エアコンをガンガンにかけても室内が高温になってしまう(⁠╥⁠﹏⁠╥⁠)

現時点でお金のない当店は設備を増設も出来ず、カサゴを生かしておくだけで精一杯でして



夏場は営業が出来ない状況が続いております。
家庭であれば涼しい場所に水槽を設置し、エアコンで水温を安定させれるのかなと思いますので頑張ってカサゴを育ててみて下さい。


余談ですが、、、

カサゴの入ってるとこにマリンソルトを直接入れることはありません。


別の容器で海水を作ってから少しずつ足すのですが、カルキ抜きって入れるの常識って思ってません?


マリンソルトとカルキ抜き
どっち先に入れるんやろ?

カルキ抜きの化学反応式が

Na2S2O3・5H2O + 4HClO
→ 2NaCl + 2H2SO4 + 2HCl + 4H2O

ん?

塩水がNaCl?

2NaClは塩化ナトリウム
2H2SO4は硫酸
2HClは塩化水素
4H2Oは水

カルキ抜きを入れるのはマリンソルトを入れる前?後?


カルキ抜きは入れません



なぜ入れないかって言いますと、


マリンソルト

画像をクリック⇒商品ページへ

コレ使ってるんですが、カルキ抜き入ってるんですね(⁠☉⁠。⁠☉⁠)⁠!


水道水そのまま使って良いそうで。


商品説明をちゃんと読まないとアカンですね〜
知らんかったΣ(´∀`;)



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