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アオイソメを生かしたまま保存する方法

2024年03月28日 17:23

アオイソメの保存方法

釣りエサで余ったアオイソメを保存し再利用、いつでも釣りに行けるように生きエサを保存したい、海水魚の飼育で生きエサとして利用、エビカニの保管に参考なればと思います。

釣りに使うアオイソメやゴカイ、海水魚の飼育でもエサとして使えますが保管が難しい。なんとか生きたまま長期保管したい場合に当店のアオイソメの保存方法をお試し下さい。





アオイソメの保存方法

店で釣りエサとしてアオイソメを用意してますが、使う量が多い😅どーやってアオイソメを保存してるの?ってネタです。

自分で釣りに使ってる時は意識しなかったけど意外と高い😭アオイソメの大きさにもよるけど一匹当り2.5〜3gなので一杯(40g)550円だと1匹35円😅一割ロス計算も含めると10匹も使えば500円くらいの計算になってしまう。売っても利益にならんしサービスで使うと赤字になるから安く仕入れるために

まとめて購入して保存しているのですが、アオイソメは弱りやすく共倒れするのでロスは避けたい。







どうやってアオイソメを生きたままで保存すると良いかって試行錯誤して出来上がった形です。

店ではイソメを使う分だけ取り出す用の保存箱とストック用保存箱を用意して、取り出す用の保存箱にアオイソメが無くなったらストック用ってサイクルさせてます。

なるべく触らない方が弱らないので釣り場へ持って行く時も、使わなかったアオイソメを持ち帰りたいなら小分けすると良いかと思います。





釣り堀では保存箱一箱につき青イソメを300〜500グラム入れてますが、ストック用を1ヶ月以上放置しても元気にしてくれてます。

当店では活餌のイソメ、モエビは持込みOKです。YouTubeやLINEVOOMをフォローして頂くと少しだけサービスしておりますが好きなだけ使いたい方は持込みして下さい。

今回ご紹介するのは、アオイソメの飼育方法ではなくアオイソメを生きたまま保管する方法なので、増やしたり育てる目的ではないです。釣りエサだけでなく海水魚を飼育する際の魚のエサとしても保管出来ると便利ではないでしょうか。

アオイソメ以外では石ゴカイでも大丈夫ですが、エビ、カニの場合は逃げないように深底の箱を使うなど工夫を追加して下さい。




用意する物







設置の仕方

大きくて底の深い箱①の中に、穴開き箱②を置きます。

大きくて底の深い箱①に②を置く

アオイソメが吸い込まれないように、ボトムフィルターに排水口ネットを設置します。ネットを間に挟んでスライドさせて網目を吸入口に設置。

ボトムフィルターに排水口ネットを設置

ボトムフィルターを穴開き箱の中に置きます。フィルターを置く位置は真ん中が良いです。

ボトムフィルターを穴開き箱の中に置く

サンゴ砂(サイズ3ミリ)を穴開き箱に入れます
コツは穴開き箱だけでなくアオイソメのスペースを作るため、下にも少し砂を敷いておきます。

サンゴ砂を穴開き箱に入れる

海水を入れます(塩分濃度比重1.018)
薄くても大丈夫です。

海水を入れる

ボトムフィルターを接続

ボトムフィルターを接続

アオイソメを入れて1日経っても海水が濁らなければ完成。酸素が行き渡る事、濾過が出来ている事が重要です。




水温

アオイソメの保管は基本的に20℃以下にしてます。
茹だってしまってはどうしようもないので、水温何度までってのは実験したことはないです。




旧型

アオイソメがボトムフィルターに吸込まれたり、砂から出す際に傷付き弱らせてしまうことがありました。

改良版

アオイソメを取り出しやすく、ボトムフィルターに吸い込まれないようにしました。酸素が行き渡るのかアオイソメがより元気になった感じがします。

アオイソメや甲殻類は満潮干潮により酸素が行き渡る浅瀬に生息しています。アオイソメは砂に潜るため低酸素域をなくしてあげることが重要ではないかと思われます。




アオイソメの取り出し方

箱の下に隠れてるアオイソメを出す時は、傷付けないように、箱を持ち上げて掻き出します。水を扇ぐようにして水流でアオイソメを流し出してあげると良いです。










釣り場で使う時は?

イソメとゴカイの違い

エサ屋に行くとアオイソメ、ゴールドイソメ、石ゴカイなど似たようなエサが売ってます。初心者が多いので念の為の追記です。使い分けとしてはイソメはスズキやカサゴなど口の大きい魚、ゴカイはキスやハゼなど口の小さい魚に使ってます。

イソメは太くて柔らかいため吸い込み易い、ゴカイは細くて硬いイメージです。魚によって使い分けると良いかと思います。


アオイソメが弱らないようにする

使わなかったアオイソメを持ち帰るつもりなら、なるべく弱らせないように、

氷や保冷剤で冷やして携行したいとこですが、冷やし過ぎも良くない。新聞紙などを間に挟んで直接冷やさないようにしてあげると良いです。

千切れたアオイソメは別保管

イソメは千切れると体液が出てきますが、この体液で他のイソメを弱らせ道連れにします。釣り場では小分けにしたり、千切ったイソメや弱ったイソメを入れる箱を別に用意しておくと良いです。

弱ったアオイソメや
千切れたアオイソメは?

漬け込んで冷蔵庫で保管

・塩漬け
身が締まり固くなります。外れにくくなり身持ちが良くなる。水分が抜けすぎると硬くなりすぎるかも。

・砂糖漬け
塩漬けより柔らかく仕上がる。適度に水分抜けるから硬くなり過ぎずクチボソにも良いと思います。

・味の素漬け
アミノ酸が魚を引き寄せる。コストは高くつくけど効果的。

・ニンニク漬け
集魚効果は高いけど、腐る。長く保管が出来ないのが難点。漬けた後は冷凍保存なので家族からの非難は大変なことになります。コツは水分抜けてからニンニク追加。








メンテナンス方法

たまには清掃しないとアカンです😂アオイソメも生きてますからエサも食えばフンもする。水換えや砂の清掃も必要なんです。

用意するもの



メンテナンスのやり方

ボトムフィルターを砂から抜きます

イソメ保管箱からボトムフィルターを取り出す

穴開き箱を持ち上げ逆さに、砂を元箱にあけます。

イソメごと砂を元箱に出します

水道水を流し込みながら振るいにかけると、アオイソメが砂から浮きだしてきます。カルキ抜きやバクテリアを考慮する必要はありません。

水道水を流しながら篩にかけてイソメを浮かせ出します

水と一緒に浮いたアオイソメをザルにあけて、すぐにアオイソメをボウルに移します。ザルに入れたままにすると隙間から抜けようとして身切れしてしまいます。

イソメが身切れしないように注意

何回か繰り返しイソメを全て出したら、砂を洗います。米研ぎのようにして、洗水がキレイになるまで繰り返します。

綺麗になるまで洗います

再設置して完了



アオイソメの使い方

当店ではアオイソメの尻尾側から切って使います。切ったアオイソメは別箱にて保管。切る長さは魚が一口で飲み込めるサイズを心掛け切ってます、食べに来ない時は魚を寄せる為、長めにします。

アオイソメの代替品




アオイソメの生態

基本的に砂地に住んでるそうです。満潮干潮で砂地が露出するような浅瀬に多く生息し、大潮の満潮で孵化し、引き潮で流され生息場所を拡大していく。

開発で干潟がなくなっていく時代は海を綺麗にする生物の生息地が少なくなって悲しいことです。


海の満ち引きにより砂地に酸素が行き渡り、生物が増え、移動し、さらに魚介類が活性化する循環が生まれていたのでしょうね😭


干潟に生息するシジミやイソメなどが、どれだけ水の浄化作用に貢献しているのか。水槽で使ってみれば一目瞭然なんです。



産業開発も重要かもしれないけど、子供達の将来のためにも干潟の重要性を国は再認識して欲しいものです。


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